公益社団法人移行に関する経緯と今後の予定
平成22年11月
会員の皆様
社団法人電気化学会 会長 伊藤 東
平成20年12月1日に、公益法人改革に伴う新しい法律が施行され、電気化学会も、平成21年度から作業グループを立ち上げ、新しい法人への移行について検討してきました。 検討の結果、公益社団法人を選択することとし、本年(平成22年)2月の総会に定款変更案を提出しましたことは、皆様のご記憶に新しいことと存じます。 この定款変更案は、内閣府のヒアリング前のものであったため、修正があることも織り込んでご承認をいただき、また、新法人発足に際して代議員制を導入することのご了承を得ました。はたして、内閣府のヒアリングにより一部の修正が求められましたが、その内容は、組織、会員、会費に関することであり、支部、専門委員会、研究技術懇談会(以下、「支部等」と称します。)の運営に大きく関係するものであったため、支部等と調整の必要が生じてきました。
電気化学会の活動は、本部はもちろん、各支部、専門委員会、研究技術懇談会の自主的な運営による学術研究活動の集成であり、これらの総和が、電気化学会の現在の活発な活動の源となっているのは皆様も認識されていると思います。公益社団法人に移行した後も、一体としての組織は守りつつも、支部等の自主的な運営を尊重し、それらの事業活動が阻害されないようにすることが大前提となります。本年4月以降、作業グループは、支部等から意見をいただき、議論を重ねて参りました。その結果、ほぼ満足のいくような状況に至りましたが、当初のスケジュールからは、かなり遅延する結果となりました。代議員の選出も、当初は本年中を考えていましたが、時間的に間に合わないこととなりました。
従いまして、本年2月の総会では、「平成22年度中に公益法人への移行申請をする、あるいは、大きな定款上の修正がある場合は、平成23年2月22日の総会で、定款の最終訂正案を承認して、公益社団法人移行への申請をする」ことをすでにご了承いただいていましたが、さらに半年ほどスケジュールを遅らせることを6月24日の第267回理事会にて決定いたしました。すなわち、平成23年7月に臨時総会を開催して最終定款案のご承認をいただき、平成24年1月の移行を目指した申請を行うことといたします。また、代議員の選出につきましても、無理のないスケジュールで行うことにします。
本件に係る主な予定は次の通りです。なにとぞご協力のほどお願いいたします。
2010年(平成22年)
11月18日 支部長等会議
11月26日 理事会で代議員選出規則承認
12月中旬 支部より代議員選挙の選挙管理委員の推薦、選挙管理委員会立ち上げ
2011年(平成23年)
2月初旬 電化誌2月号にて代議員選挙公示
2月22日 通常総会
2月末 代議員候補者推薦締め切り
4月 電化誌4月号に代議員候補者公示
5月初旬 臨時総会の案内(新定款変更案配布)と代議員投票用紙を各会員に郵送
5月末 代議員選挙投票締め切り
7月 臨時総会(定款変更案の承認)
内閣府へ移行申請書を提出
電化誌7月号に代議員選出結果を公示
(公益社団法人登記までは、最初の代議員の予定者となる)
12月 公益認定(予定、申請からおよそ4カ月後)※
2012年(平成24年)
1月 公益社団法人としての登記
(新定款の発効により、代議員制度発効)
※申請書提出後に、定款変更案の修正が求められた場合は、平成24年2月の総会で修正された定款変更案の承認を受け、申請書を修正します。 その場合の公益法人移行は、平成24年半ばとなります。