最先端電池技術-2019
最新の技術情報を提供
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ご案内パンフレット | |
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主催 | 電気化学会 |
協力 | 電気化学会電池技術委員会,キャパシタ技術委員会,燃料電池研究会 |
協賛 | 応用物理学会,高分子学会,自動車技術会,電気学会,電子情報技術産業協会,電池工業会,日本化学会,日本材料学会,表面技術協会 |
日時 | 2019年1月22日(火)10:10-17:30,23日(水)10:10-17:30 |
会場 | 千葉工業大学津田沼キャンパス2号館3階大教室(千葉県習志野市津田沼2-17-1) ※会場が従来と異なります。ご注意ください。 |
下記のリンクよりお申し込みください。
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10:10-10:55NEDOにおける次世代蓄電技術開発田所 康樹 新エネルギー・産業技術総合開発機構
蓄電池は電力需給構造の安定性強化、再生可能エネルギーの導入円滑化、次世代自動車の普及にとって核となるキーテクノロジーであると同時に、今後の市場拡大が想定される成長産業である。NEDOは、エネルギー・地球環境問題の解決及び産業競争力強化をミッションとして、産学官の緊密な連携・協調の下、次世代蓄電技術(車載用全固体リチウムイオン電池、革新型蓄電池等)の研究開発プロジェクトを戦略的に推進しており、本講演ではその取組について紹介する。
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10:55-11:40LIB最新市場動向竹下秀夫 B3
モバイル・コードレスパワー機器向けの安定成長に加え,車載用・蓄電用途の本格的な立ち上がり期を迎えたLIB市場の最新情報と中長期見通し,次世代二次電池の可能性などについてわかりやすく解説する。
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12:45-13:30大型リチウムイオン電池の技術動向と新規用途への展開中満 和弘 GSユアサ
大型リチウムイオン電池は種々の用途に使用されるに至っており、既存の鉛電池の置き換えのみならず、リチウムイオン電池に特有の優れた性能を生かした種々の用途にも使用が拡大している。本講演では、大型リチウムイオン電池の最近の性能改良と主な用途を紹介するとともに、新規用途への展開について解説をおこなう。
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13:30-14:15マクセルにおける電池技術開発片山 秀昭 マクセル
当社は1961年の創業以来、国内初のアルカリ乾電池をはじめ常に最新のテクノロジーを取り入れた製品を生産してきた。本講演では最近開発した製品を中心に、搭載されているテクノロジーに関して述べるとともに、信頼性、性能向上に寄与する技術として電池内部のその場観察技術について講演する。
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14:15-15:00全固体電池への期待と出光における固体電解質開発樋口 弘幸 出光興産
現行のリチウムイオン電池は安全性、エネルギー密度、充電速度等に課題がある。これらを解決するデバイスとして、昨今、全固体電池が注目されている。リチウムイオン電池との大きな違いは電解質が固体であることであるが、このキーマテリアルの特性が全固体電池の特性を左右する。中でも硫化物系固体電解質が有望視されており、その開発競争の激しさが増している。セミナーでは出光の固体電解質およびそれに関連した電池材料技術を紹介する。
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15:15-16:00水素エネルギーを取り巻く状況大平 英二 新エネルギー・産業技術総合開発機構
近年、水素エネルギー利活用の拡大に向けた取り組みが国内外で具体化しつつある。日本では、昨年12月に「水素基本戦略」が策定、2050年に向けたビジョンと、2030年までのアクションプランが示された。一方、海外では多様な燃料電池のアプリケーションや、再エネと組み合わせたいわゆるPower to Gasの実証が数多く展開されている。このような国内外の状況と最近のNEDOの技術開発プロジェクトについて紹介する。
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16:00-16:45PEFC用高活性・高耐久性触媒の実用化への挑戦柿沼 克良 山梨大学
PEFC用電極触媒ではカーボンが担体として利用されている。しかし、カーボンは高電位で腐食されやすく、高活性・高耐久性を両立する電極触媒を創製するにはカーボンの代替となる担体が必要である。本講演では、高電気伝導性、高電位安定性、耐酸性を兼ね備えるSnO2系担体及びそのPt及びPt合金担持触媒の開発と、その発電性能、耐久性 (負荷変動・起動停止)について説明する。
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16:45-17:30”持続的で低炭素な社会を構築するうえで大事な役割を果たす水素”を推進する全世界的で産業界を超えた団体であるハイドロジェンカウンシルの紹介広瀬 雄彦 トヨタ自動車
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10:10-10:55二次電池用電解液の最新動向土井 貴之 同志社大学
現行リチウムイオン電池 (LIB)用電解液のLi塩濃度は、1 mol dm-3程度であるが、近年、これよりも高い濃度のリチウム塩を含む濃厚電解液が特異な性能を示すため注目されている。しかし、濃度および粘度の高さが実用化に向けた問題である。本講演では、最近の濃厚電解液の動向や特長を紹介し、さらに5V級LIBの実現に向けた実用的な濃厚電解液の開発ついて紹介する。
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10:55-11:40高容量LIB向けSiOx負極材料武澤 秀治 パナソニック
車載向けにLIBを飛躍的に高エネルギー密度化させるためには、起電材料である活物質の革新が求められる。高容量負極活物質として有望なシリコン(Si)はサイクル寿命に課題がある。本講演では、まずSi負極の研究開発動向を解説する。さらに、SiOx負極の充放電反応メカニズム、および可逆性向上に寄与する不活性相の機能について紹介する。
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12:45-13:30蓄電池内の電流密度分布を非破壊映像化する理論と計測技術木村 建二郎 神戸大学
蓄電池の高エネルギー密度化が進展し、その品質管理、安全管理に対する要求は日増しに高まっている。我々は、これまで、蓄電池内部の電流密度分布を非破壊映像化するための理論と計測技術の開発に世界で初めて成功し、これまで多くの携帯電話用蓄電池、車載蓄電池の不良解析、品質評価に活用してきた。今後、従来のエージング試験に加えて、本技術を全数検査に活用することで、より安全で高性能な蓄電池の普及に貢献することができると考えている。
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13:30-14:15水素貯蔵技術と再生可能エネルギー前田 哲彦 産業技術総合研究所
再生可能エネルギーの大量導入に資する水素製造技術、水素貯蔵技術について、産総研福島再生可能エネルギー研究所での研究成果を中心に紹介する。アルカリ及び固体高分子水電解、MCHやアンモニア水素キャリア製造・利用技術、水素吸蔵合金を用いた定置用水素エネルギーシステム、水素透過膜やイオン液体を用いた水素精製、水素吸蔵合金を用いた圧縮技術などを紹介する。
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14:15-15:00大型蓄電池における安全性規格と安全性評価法の最新動向本多 啓三 電気安全環境研究所
普及が期待される家庭用及び産業用蓄電システム等、大型蓄電池の安全性に関する規格、とりわけ国際規格(IEC規格)の現状を紹介すると共に、近年、その重要性が認識されている耐類焼性能(Propagation performance)の評価試験法として注目を浴びているレーザ照射法の実際について述べる。また、新たに検討が進められつつある蓄電システムの運用中の安全性等に関する規格化の動きについても言及する。
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15:15-16:00xEV の展開と電池業界へのインパクト風間 智英 野村総合研究所
自動車業界のCASE戦略、政府の電動車政策を踏まえて、xEV市場を展望する。これを前提とすると生じる電池業界へのインパクトと構造変化の兆しを確認し、事業機会と課題を考察する。
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16:00-16:45自動運転と電動化がもたらすモビリティ革命の本質鶴原 吉郎 オートインサイト
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16:45-17:30ホンダにおけるリチウムイオン電池リサイクルの取り組み状況阿部 知和 本田技研工業
自動車の電動化に伴い搭載が急増しているリチウムイオン電池において、現状はレアメタル等を十分に回収することができていない。本発表では電池を徹底解体し、高品位な状態で部品を回収すると共に、ニッケル・コバルト合金を活用した技術の開発状況を説明する。
200名(定員になり次第締切)
2019年1月15日(火)
個人会員25,000円,法人会員30,000円,非会員40,000円,学生会員5,000円,非会員学生10,000円
〒101-0065東京都千代田区西神田3-1-6
日本弘道会ビル7階 電気化学セミナー係
TEL:03-3234-4213
FAX:03-3234-3599
E-mail:ecsj@electrochem.jp
三菱UFJ銀行市ヶ谷支店(普)0939526電気化学会
(銀行振込の際も参加者の情報をFAX等にてご連絡願います)
協賛学会会員は本会会員と同等の条件で参加可能です(備考に所属学会をご記入ください)