「実務に役立つ電気化学測定」 高度なインピーダンス測定の実際

電気化学セミナー4

電気化学及び電池材料・技術に関係した研究・開発に取り組まれている方々を対象に、研究・開発に役立つ電気化学測定並びに解析・評価技術に関するセミナーを開催します。本セミナーは、各種電池をはじめとする電気化学デバイスに多く用いられている電気化学インピーダンス解析にフォーカスし、その分野でご活躍されている3名の講師をお招きし、一人あたりの時間を多めにとって、懇切丁寧な講義をしていただきます。また、全講演終了後に、講演者参加の「質問・相談コーナー」を設けます。多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。

ご案内パンフレット
主催 電気化学会
協賛予定 日本化学会ほか
日時 12月12日(火)13:00-17:30
会場 東京理科大学森戸記念館 第2フォーラム(東京都新宿区神楽坂4-2-2

参加申し込み

下記のリンクよりお申し込みください。

プログラム
  1. 13:05-14:15
    電気化学インピーダンス法による金属腐食反応の解析
    多田 英司 東京工業大学工学部・准教授

    金属の腐食反応は、金属溶解の酸化反応と環境中の酸化体の還元反応が組み合わさった複合電極反応です。本講演では、このような金属腐食反応における複合電極反応界面を、電気化学インピーダンス法によって特性解析するときに必要となる基本的な考え方を概説し、またいくつかの解析実例について紹介します。

  2. 14:25-15:35
    交流インピーダンス測定によるリチウムイオン電池電極/電解質界面反応の解析
    福塚 友和 京都大学大学院工学研究科・准教授

    リチウムイオン電池の電極/電解質界面の反応は交流インピーダンス測定を用いてさかんに研究されています。しかし、単純に一つの測定手法として適用されている場合が多く、その解析には問題があることも多いです。本講演では、交流インピーダンス測定をリチウムイオン電池の電極/電解質界面に適用する際の考え方や測定ではどのようなポイントに注意すべきかなどについて、講演者の研究室で得られた知見をもとに説明します。

  3. 15:45-16:55
    交流インピーダンス法によるリチウムイオン二次電池の内部状態推定~内製小型LIBから定置用大型LIBまで~
    横島 時彦 早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構・教授

    リチウムイオン二次電池の交流インピーダンス測定では、電極構造が極めて複雑なこと、一般的な電気化学系に比べてインピーダンスが極めて小さいことなどにより、通常の測定とは異なる技術が必要となります。本講演では、解析の決め手となる等価回路の設計方法や、大電流測定時のノイズとその除去、大型蓄電池解析のための装置開発例など、リチウムイオン電池の解析に求められるトピックを実務的な観点から講演します。

  4. 17:00-17:30
    質問・相談コーナー
定員

100名(定員になり次第締切)

申込締切日

11月28日(火)

参加費

個人会員8,000円,法人会員12,000円,非会員20,000円,学生会員3,000円,非会員学生7,000円

問合せ先

〒102-0074東京都千代田区九段南4-8-30
アルス市ヶ谷202 電気化学セミナー係
TEL:03-3234-4213
FAX:03-3234-3599
E-mail:ecsj@electrochem.jp

振込先

三菱東京UFJ銀行市ヶ谷支店(普)0939526電気化学会
(銀行振込の際も参加者の情報をFAX等にてご連絡願います)

その他

協賛学会会員は本会会員と同等の条件で参加可能です(備考に所属学会をご記入ください)